自転車うんちく系

【保存版】自転車 エンド幅一覧|ロードバイク・MTB・ピスト・BMX・ビーチクルーザー、各自転車規格を徹底解説!BOOSTや特殊エンドについても網羅

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こんにちは、ヒロヤスです。大阪の街を今日も自転車で駆け抜けているアラフォー、デザイナーの僕です。

僕のブログをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。さて、今回は、自転車のカスタムやパーツ交換に欠かせない、でも意外と知らない人も多い、**「エンド幅」**について深く掘り下げたいと思います。

エンド幅とは、簡単に言うとフレームの、ホイールを挟む部分の幅のこと。これが自転車の種類によって、あるいは規格の進化によって、様々なサイズがあって、これがまたややこしいんです。

でも、安心してください。この記事を読めば、その複雑な規格の全体像がスッキリとわかります。これから自転車をカスタムしようと思っている人や、中古のホイールを手に入れたい人にとって、きっと役立つはずです。

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どんな種類があるの?自転車タイプ別に整理してみよう

まず、自転車のタイプごとに、基本的なエンド幅の規格を見ていきましょう。

  • ロードバイク
    • 前:100mm
    • 後:130mm, 135mm, 142mm(ディスクブレーキの普及で広がった)
  • マウンテンバイク(MTB)
    • 前:100mm, 110mm
    • 後:135mm, 142mm, 148mm(ブースト規格によってさらにワイド化)
  • ピスト・固定ギア
    • 前:100mm
    • 後:120mm(変速機がないため、シンプルな構造)
  • ママチャリ・クロスバイク
    • 前:100mm
    • 後:120mm, 126mm, 130mm, 135mm(種類が多岐にわたる)
  • BMX・ビーチクルーザー
    • 前:100mm
    • 後:110mm(シングルスピードが主流)

なぜ、エンド幅はどんどん広がっているのか?

エンド幅の歴史は、**「いかに太いタイヤと高剛性のホイールを履かせるか」**の歴史でもあります。

ブースト規格(Boost)

MTBの世界で2014年頃に登場した新しい規格です。

  • フロントエンド幅: 100mm → 110mm
  • リアエンド幅: 142mm → 148mm

たった数ミリの違いですが、ハブのフランジ(スポークを引っ掛ける部分)の間隔が広がり、ホイールがよりワイドで剛性の高いものになりました。これにより、MTBはさらに太いタイヤを履けるようになり、ハードなライドに対応できるようになったのです。

SurlyのGnot-BoostとGnot-Lite

多様な自転車カルチャーを追求するSurlyが生み出した、独自の規格です。

つまり、ロードのホイールもマウンテンのホイールも、マウンテンの普通のホイールもブースト規格のホイールも使える、Surlyらしい「なんでも入れちゃって」な感じの発明です。

これは、粘りのあるクロモリだからこそ成しえた、ある種非常識で無茶な規格です。もしあなたがアルミやカーボンのフレームでこれを真似しようとしても、絶対にやらないでください。フレームが破損する危険があります。

  • Gnot-Boost: 142mm148mmの両方に対応。
  • Gnot-Lite: 135mm142mmの両方に対応。

間違えないための3つのポイント

自転車のカスタムや修理でエンド幅を間違えると、ホイールがフレームに取り付けられなかったり、破損に繋がったりします。

パーツを選ぶ際は、必ず以下の3つのポイントを確認しましょう。

  1. フレームのエンド幅を測る
  2. ハブのエンド幅の規格を確認する
  3. スルーアクスル or クイックリリースか確認する

特に、中古のホイールやフレームを手に入れる際には、この3つのポイントを念入りにチェックしましょう。

まとめ:エンド幅は、自転車の進化の歴史そのもの

自転車のエンド幅は、単なる数字の羅列ではありません。そこには、乗り心地の向上、タイヤの多様性、そして安全性の追求といった、自転車の進化の歴史が凝縮されています。

規格が複雑化するのは、僕たちの乗り方や楽しみ方が多様化している証拠でもあります。ロードバイクで速さを追い求める人もいれば、MTBで道を切り開く人もいる。あるいは、Surlyのように、既存の規格の枠を超えて、もっと自由に自転車を楽しみたいと考える人もいる。

この記事で紹介した様々なエンド幅は、それぞれが特定の自転車文化を支えてきました。この規格を正しく理解し、自分の自転車に最適なものを選ぶことは、あなたの自転車ライフをより安全に、そしてより自由に楽しむための第一歩です。

ぜひ、この記事を参考に、次のカスタムや愛車選びを楽しんでください。

それでは、また次の記事で会いましょう!ヒロヤスでした!

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Designer & Cr-Mo Freeks
中の人はCrust evasion乗り。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れる30第半ばのクリエイター。 海外の自転車ニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログを解説しました。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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