自転車うんちく系

クロモリの魅力を引き立てる。時代を超えて愛される、名脇役アクセサリーたち

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こんにちは、ヒロヤスです。大阪の街を今日も自転車で駆け抜けているアラフォー、デザイナーの僕です。

僕のブログをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。さて、今回は僕が一番愛してやまない素材、**クロモリ(クロームモリブデン鋼)**の自転車をさらに美しくする、名脇役たちを紹介したいと思います。

クロモリが持つ細身のパイプ、そしてどこか懐かしい温かみのある佇まい。その魅力を最大限に引き出すには、どんなアクセサリーを選べばいいのか。今回は、僕が実際に使っている、あるいは「これだ!」と心惹かれたブランドとプロダクトを、いくつかピックアップしてご紹介していきましょう。

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KiLEY(キーレイ)

台湾発のブランド、KiLEY。彼らが作るアクセサリーは、クラシックな自転車が持つエレガントな雰囲気をそのままに、現代のテクノロジーを融合させたプロダクトが魅力です。

  • 砲弾型LEDヘッドライト: クロモリフレームの細いパイプに装着しても、決して主張しすぎることなく、まるで元からそこにあったかのように馴染みます。真鍮やアルミニウムの質感は、使い込むほどに深みを増し、クロモリフレームと一緒に歳を重ねていく相棒のような存在になってくれます。
  • 真鍮製ベル: 「チリン」という澄んだ音色が特徴の真鍮製ベル。このベルが持つクラシカルなデザインは、細部にまでこだわるクロモリ愛好家にとって、まさに理想的なアイテムです。
  • ヴィンテージリフレクター: クラシックなフレームに最適な、シンプルで美しいデザインのリフレクターも手掛けています。LEDライトと合わせて使用することで、夜間の安全性を確保しつつ、愛車のレトロな雰囲気をさらに高めてくれます。

FAIRWEATHER(フェアウェザー)

東京の自転車ショップ、Blue Lugが手がけるオリジナルブランド、FAIRWEATHER。彼らが作るアイテムは、日本のストリートカルチャーから生まれた、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。

  • フレームバッグ: クロモリフレームの美しいラインを邪魔しない、ミニマルで機能的なフレームバッグは、まさにフェアウェザーの真骨頂。日帰りライドに必要な工具や補給食をスマートに収納でき、バッグをつけた状態でもフレームの佇まいを損ないません。
  • サドルバッグ: サドルの下にすっきりと収まるサドルバッグは、週末のちょっとした遠出に最適です。シンプルながらも耐久性に優れた生地と、丁寧な縫製は、日本の職人気質を感じさせてくれます。

Honjo(ホンジョ)

日本が誇る、アルミ製泥除けの老舗ブランド、Honjo。彼らが手作業で作り出すフェンダーは、もはや単なるパーツではなく、工芸品と呼ぶにふさわしい美しさです。

  • アルミ製フェンダー: クロモリ自転車の品格を一段と高めてくれるのが、Honjoのアルミ製フェンダーです。鏡面仕上げや、槌目模様の美しい表面は、光を反射し、自転車全体をエレガントに見せてくれます。雨の日でもライドを楽しむための実用的なアイテムでありながら、所有する喜びを感じさせてくれる逸品です。

MKS(三ヶ島ペダル)

1949年創業の日本が誇るペダルメーカー、三ヶ島ペダル。彼らのペダルは、熟練した職人の手によって丁寧に作られ、その滑らかな回転と耐久性は世界中のライダーから高い評価を得ています。

  • AR-2: 昔ながらのシンプルなデザインが特徴のフラットペダル。クロモリのクラシックな雰囲気によく合い、街乗りからツーリングまで、幅広いライドスタイルに対応します。
  • Lambda Pedal: 見た目のインパクトが強い、独特の形状をしたペダルです。広い踏み面が安定感をもたらし、個性的なビルドを求める人に最適です。

Ostrich(オーストリッチ)

日本で長年、サイクリストに愛され続けてきたバッグブランド、オーストリッチ。特にツーリングバッグや輪行袋は、多くのベテランサイクリストに支持されています。

  • 伝統的なフロントバッグ(ランドナーバッグ): 旅の自転車であるランドナーのために作られたフロントバッグは、クラシカルな雰囲気と機能性を両立させています。クロモリのツーリングバイクに合わせれば、即座に旅のスタイルが完成します。
  • 輪行袋: 日本における「輪行」という文化を支えてきたのが、オーストリッチの輪行袋です。軽量かつコンパクトに収納でき、自転車を公共交通機関で運ぶことを可能にしてくれます。
  • サドルバッグ: キャンバス生地やレザーを使ったクラシカルなデザインのバッグは、クロモリの細身のフレームによく似合います。使えば使うほど、風合いが増し、愛車との一体感を感じさせてくれます。

Brooks(ブルックス)

1866年創業のイギリスの老舗サドルメーカー、Brooks。彼らが作るレザーサドルは、乗り手の体に合わせて形が変化し、世界に一つだけのサドルに育ちます。

  • レザーサドル: 鉄骨のフレームに、ブルックスのレザーサドルは鉄板の組み合わせです。乗り始めは硬くても、乗り込むうちに驚くほど馴染み、極上の座り心地を提供してくれます。その経年変化は、クロモリフレームを「育てる」という楽しさと見事に重なります。
  • レザーバーテープ: サドルと同じく、使い込むほどに手に馴染むレザーバーテープは、クロモリバイクのハンドル周りを引き締めてくれます。
  • サドルバッグ、ステムポーチ: クラシックなデザインのサドルバッグや、使い勝手の良いステムポーチも展開しており、ブルックス製品で統一した美しいビルドを楽しむことができます。

KNOG(ノグ)

オーストラリア発のブランド、KNOG。シンプルなデザインと、シリコン素材を使ったユニークなプロダクトが特徴です。クラシックな自転車に、あえて現代的なアクセサリーを合わせることで、新しいスタイルが生まれます。

  • LEDライト: 小さくて軽量、そしてシンプルなデザインのLEDライトは、クロモリフレームのミニマルな美しさを邪魔しません。日没後のライドでも安全性を確保してくれる、心強い相棒です。
  • 自転車用ベル: ノグのベルは、自転車のハンドル周りに溶け込むような、目立たないデザインが特徴です。クラシカルなクロモリの美しさを損なうことなく、確実に音を鳴らしてくれます。

まとめ

クロモリ自転車に似合うアクセサリーを選ぶことは、単なる機能性の追求ではありません。それは、その自転車が持つストーリーを理解し、その魅力をさらに引き出すための、愛すべき作業です。

今回紹介したブランドのプロダクトは、どれもが流行に左右されない、普遍的な美しさを持っています。それは、クロモリフレームという素材が持つ「使い込むほどに味が出る」という特性と見事に共鳴し、乗り手のスタイルを表現する大切な「道具」となってくれます。

クロモリ自転車は、単なる乗り物ではなく、あなたの人生を共に歩む相棒です。そんな相棒を、心から愛せるアクセサリーで飾り付けてあげてください。

今回紹介したブランドの多くは、自転車ショップだけでなく、ネット通販でも手に入りやすく、自分で簡単に取り付けられるものがほとんどです。ぜひ、気軽に試して、あなたの愛車をさらに特別な一台に育ててみてください。

今回紹介した以外に、あなたがクロモリ自転車に合わせているお気に入りのアクセサリーがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね。

それでは、また次の記事で会いましょう!ヒロヤスでした!

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中の人はCrust evasion乗り。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れる30第半ばのクリエイター。 海外の自転車ニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログを解説しました。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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