タイヤサイズを変える時のギヤ比の考え方。小さくすると軽くなる。その計算式と考え方

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こんにちは、ヒロヤスです。大阪の街を今日も自転車で駆け抜けているアラフォー、デザイナーの僕です。

僕のブログをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。さて、今回は、多くの自転車乗りが一度は考える「タイヤのインチ差とギヤ比の関係」についてお伝えしたいと思います。

同じ自転車なのに、タイヤのサイズを変えるとペダルを漕ぐ重さが変わるって、なんだか不思議に感じるかもしれませんよね。僕も初めてグラベルロードに乗った時、700cと650bで全然違う感覚にちょっと戸惑ったことがありました。特に、クロモリフレームのように細身でクラシックなデザインの自転車は、様々なサイズのタイヤを履かせられることが多いので、このギヤ比の考え方はめちゃくちゃ重要なんです。

今回は、難しい計算式は抜きにして、「いつもの700cと同じペダルの重さで走るにはどうすればいいか?」というシンプルな疑問に答える形で、その考え方と具体的な目安をまとめてみました。これを知っているだけで、自転車遊びの幅がぐっと広がりますし、何より新しい発見があるはずですよ。

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ギヤ比とタイヤサイズの基本の考え方

ギヤ比とは、簡単に言えばペダルを1回転させたときに、後輪が何回転するかを示す比率です。ギヤ比が高ければ高いほど、ペダル1回転で進む距離が長くなり、平地ではスピードが出ますが、坂道ではペダルが重く感じます。逆にギヤ比が低ければ、ペダルは軽くなりますが、進む距離は短くなります。

自転車のスピードを決めるのは、フレームの重さやジオメトリだという人もいます。それは間違いではありません。でも、僕は結局のところ、ギヤ比とケイデンスが占める領域が一番影響が強いものだと思っています。僕たちは自転車に乗っているとき、意識せずともペダルを何千、何万回と回しているものです。だからこそ、たった少しのギヤ比の違いでも、乗り心地や疲労に大きく影響してくるんです。

このギヤ比に密接に関係しているのが、タイヤの外径です。タイヤが大きくなれば、ペダル1回転で進む距離も長くなります。だから、ギヤ比を変えずにタイヤだけ小さくすると、ペダルは軽くなるけれど、同じスピードを出すためにはペダルを速く回す必要がある、というわけです。

今回の主題は、この感覚をできるだけ変えずに、タイヤサイズだけを換える方法です。結論から言えば、ギヤ比をタイヤの外径に比例して調整してあげればいいんです。

700cと同じ感覚で乗るためのギヤ比の調整方法

今回は、分かりやすくするために、すべてのホイールサイズで同じ35cのタイヤを履いているという前提で計算してみました。タイヤの外径はリム径とタイヤの太さによって変わるので、この前提を置くことで、より正確な調整係数が見えてきます。

タイヤサイズ一般的な外径700cからの調整係数
700c(35Cタイヤ)約692mm1.00
650b(35Cタイヤ)約654mm約0.95
26インチ(35Cタイヤ)約629mm約0.91
20インチ(35Cタイヤ)約476mm約0.69

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【具体的な計算例】 もしあなたが700cでフロント46T、リア20Tのギヤ比(46 ÷ 20 = 2.3)を気に入って使っていたとします。これを26インチのバイクで同じ感覚で乗りたい場合、 2.3 (700cでのギヤ比) × 0.91 (26インチの調整係数) = 2.09 この場合、26インチではギヤ比を2.1前後になるようにギヤを選べば、より700cに近い感覚で走ることができます。

また、ホイールサイズを小さくしてもタイヤを太いものにする場合はタイヤの外周がこの計算式の倍率に比例して、そこに初動の重量が乗ってきますので体感値はまた違う結果となると思います。あくまで同じ太さのタイヤを履くときのものだ、と思っておいてもらえばいいのではないでしょうか。

僕も改めて計算し直してみて、それぞれのサイズ感の違いがより明確になりました。このように具体的な数値で考えることで、バイクを組む際のパーツ選びや、すでに持っているバイクのカスタムが格段に楽しくなりますよ。

まとめ

自転車に乗る上で、ギヤ比とタイヤサイズの相性は、乗り心地や走行性能を大きく左右する重要な要素です。今回の記事で紹介した調整方法は、あくまでざっくりとした目安ですが、これをもとに、自分がどんな自転車を組みたいか、どんな風に乗りたいかを考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

「ペダルが重い」「どうもスピードが出ない」と感じたときは、ギヤ比とタイヤサイズのバランスを一度見直してみてください。きっと、新たな発見があるはずです。自分だけの「ちょうどいい」を見つける旅は、これからも続いていくんですね。

皆さんがもし、この記事を読んで「そういえばあのバイクのギヤ比ってどうなんだろう?」とか、「僕はこんな風にカスタムしてるよ!」といった話があれば、ぜひコメント欄で教えてください!僕も皆さんの話を聞くのが大好きです!

それでは、また次の記事で会いましょう!ヒロヤスでした!

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中の人はCrust evasion乗り。最近古いMuddyFOXも仲間入りしました。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れるアラフォーのクリエイター。 自転車のあれこれやニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログにして行ってます。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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