Crust Bikes:自由を愛する放浪者へ贈る、手作りの魂を持つ自転車

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こんにちは、ヒロヤスです。大阪の街を今日も自転車で駆け抜けているアラフォー、デザイナーの僕です。

僕のブログをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。今回は、アメリカの小さなガレージから始まった、ちょっとユニークな自転車ブランド、**Crust Bikes(クラスト・バイクス)**について、深く掘り下げていきたいと思います。

Crust Bikesは、一般的な自転車ブランドとは一線を画します。大量生産や最新テクノロジーを追求するのではなく、**「自分たちが本当に乗りたい自転車」**を、クラシックな素材と現代的なジオメトリで形にしています。

特に、彼らの代表作であるEvasionは、僕の愛車でもあり、実はSurlyの伝説的な名車、Cross Checkから大きなインスピレーションを受けています。なぜこのブランドが、世界中の自由な魂を持つサイクリストたちから熱狂的な支持を集めているのか。その秘密を、ブランドの歴史から紐解いていきましょう。


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Crust Bikesに宿る、放浪者の哲学

創業のバックストーリー

Crust Bikesは、2014年にニュージャージー州で、MTBフリーライドのレジェンド、Matt Whitehead氏によって設立されました。彼は、既存の自転車に満足することなく、自らの旅や冒険に最適な自転車を求めて、フレームビルダーの職人たちと協業し、独自のブランドを立ち上げました。その後、より良い環境を求めて、現在の拠点であるバージニア州リッチモンドに移転しています。

Crust Bikesの哲学は、「Bike Camping / Bike Packing」、つまり「自転車で旅をする」というシンプルな行為に集約されています。彼らは、キャンプ道具を満載し、舗装路から荒れたグラベル、そして未舗装の裏道まで、どこまでも自由に走るためのフレームをデザインしています。

彼らが目指したのは、単なる移動手段ではない、**「人生を豊かにする旅の相棒」**としての自転車です。それは、流行に左右されない、タフで、実用的で、何よりも乗っていて楽しい自転車なんです。

CrustのDNA:素材へのこだわり

Crustは、そのほとんどのモデルでクロモリフレームを採用しています。彼らは、クロモリという素材が持つ「しなり」や「粘り」を深く理解しています。特に、旅や冒険といった長距離ライドでは、路面からの振動を吸収し、ライダーの疲労を軽減してくれるクロモリの特性が、その真価を発揮します。

もちろん、Crustのラインナップには、軽量なアルミフレームのモデルも存在します。用途や好みに応じて素材を選ぶことができますが、どのフレームにも共通しているのは、Crustが追求する「遊び心」と「実用性」、そして「自転車の楽しさ」という哲学が決してブレないことです。


Crust BikesとUltra Romanceの関係

Crust Bikesのユニークな世界観を語る上で、**Ultra Romance(ウルトラ・ロマンス)**という人物の存在は欠かせません。

彼は、その独特なスタイルと自由な生き方で、世界中の自転車乗りから熱狂的な支持を集めるカリスマ的存在です。彼が体現する「ウルトラ・ロマンス」とは、単に自転車に乗ることではなく、**人生を豊かにする「ロマンス」**を旅に見出すという哲学そのものです。

Ultra RomanceとCrust Bikesの関係は、単なるライダーとブランドの関係を遥かに超えています。彼はCrustのバイクに乗り、世界中の未舗装路を旅しながら、その体験から得たアイデアを新たなフレームやパーツのデザインに反映させています。Crustの代表的なモデルの一つであるRomanceürは、まさに彼の哲学を形にしたフレームです。

彼のSNSやブログは、Crustの自転車に乗って旅をする様子や、手作りのバッグ、ユニークなカスタムパーツなど、Crustが目指す世界観そのものを世界に発信し続けているのです。


Crust Bikesの魅力的なバイクたち

Crust Bikesは、一般的なロードやMTBの枠に収まらない、ユニークなモデルを多数リリースしています。ここでは、その一部をご紹介します。

Evasion

Crustの代表作とも言えるモデル。極太のタイヤを履くことができ、ドロップハンドルでありながら、まるでMTBのような走破性を誇ります。長距離のグラベルライドから、本格的なバイクパッキングまで、これ一台でこなせる万能なフレームです。

Bombora

Evasionよりも少しロード寄りのジオメトリを持つモデル。しかし、広大なタイヤクリアランスは健在で、グラベルライドはもちろん、日々の通勤や街乗りにも最適です。シンプルながらも美しいデザインは、どんなカスタムにも馴染みます。

Romanceür

Crustのラインナップの中でも特にエレガントなモデル。クラシックなランドナーの雰囲気を持ちつつ、現代的なテクノロジーを融合させています。長距離ツーリングを快適に楽しむための、まさにロマンチックな一台です。

Nor’easter

ファットバイクのような極太タイヤを履くことができる、冒険のためのバイク。雪道や砂地など、通常の自転車では走破できないような場所でも、力強く前に進むことができます。まさに、未開の地を旅するための究極の相棒です。

Scapegoat

BomboraやEvasionよりもさらにMTB寄りのジオメトリを持つ、ハードテールのオールマウンテンバイク。トレイルでのアグレッシブなライディングから、バイクパッキング、通勤まで幅広く使える汎用性の高さが魅力です。

WOMBAT

Crustの最新モデルの一つ。トレイルライドに特化した、モダンなハードテイルMTBです。Crustらしいクロモリのしなやかさを持ちつつ、最新のコンポーネントに対応する現代的な仕様が特徴です。


日本におけるCrust Bikes

日本におけるCrust Bikesの取扱店は、主に独自のスタイルを持つ個性的なサイクルショップが中心です。彼らは、Crustの哲学を深く理解し、その魅力を日本の自転車カルチャーに広めています。

ここでは、Crust Bikesを深く愛する、日本の代表的な取扱店をいくつかご紹介します。

BLUE LUG

  • 住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-32-3
  • 電話番号:03-6447-0209
  • ホームページ:https://bluelug.com/
  • 独自のカスタムパーツやアパレルも手掛ける、日本のサイクルカルチャーを牽引するショップ。Crustの遊び心を体現する、ユニークなカスタムを得意としています。

Circles

  • 住所:愛知県名古屋市中区千代田4-14-20
  • 電話番号:052-331-3232
  • ホームページ:https://www.circles-jp.com/
  • 「自転車のあるライフスタイル」を提案する老舗ショップ。豊富な経験と知識で、ライダー一人ひとりに合ったCrustのカスタムを提案してくれます。

まとめ:Crust Bikesは、人生という旅を共にする最高の相棒

Crust Bikesの自転車は、単なる乗り物ではありません。それは、ライダーの冒険心を刺激し、日常を非日常に変えてくれる、魔法のような存在です。

もしあなたが、人とは違う、自分だけのスタイルで自転車を楽しみたいと考えているなら、ぜひ一度、Crust Bikesの世界に触れてみてください。彼らのフレームが、あなたの人生という旅を、より豊かで、忘れられないものにしてくれるはずです。

それでは、また次の記事で会いましょう!ヒロヤスでした!

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Designer & Cr-Mo Freeks
中の人はCrust evasion乗り。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れる30第半ばのクリエイター。 海外の自転車ニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログを解説しました。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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