【動画紹介】「Made Bike Show」特集:ポートランドのカスタムバイクの祭典(パート4)【BIKEPACKING.com】

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皆さん、こんにちは!

youtubeを見ていたら、まるで自転車ビルダーの美術館に迷い込んだかのような、夢のような動画を見つけたのでご紹介します。

今回は、アメリカ・オレゴン州ポートランドで毎年開催される、カスタムバイクの祭典「Made Bike Show」を、BIKEPACKING.comが取材した動画の第4弾です。

このショーは、世界中の小さな工房や、情熱を持った個人ビルダーたちが、その技術と哲学の粋を尽くして作り上げたカスタムバイクを一堂に展示する、まさに自転車好きにとっての聖地です。

この動画は、そんなショーの熱気をそのままに、独創的なアイデアと、細部へのこだわりが光る、特別なバイクたちを一つひとつ丁寧に紹介してくれます。

チタン製のフルサスペンションバイクから、釣りのためのカスタムバイク、さらには母親のために作られたミクスティースタイルのバイクまで、それぞれのバイクに込められたストーリーを知れば、自転車が単なる乗り物ではなく、作り手の魂が宿るアートであることを強く感じることでしょう。

この動画の最大の魅力は、単なる最新モデルの紹介に留まらない点です。それぞれのビルダーが、なぜそのバイクを、そのデザインで、その素材で製作したのか、その背景にある深い思考や情熱を、直接彼らの言葉で聞くことができます。例えば、釣りをテーマにしたバイクは、オーナー自身の趣味を反映したものであり、その遊び心と機能性の両立には、作り手と乗り手の両方の深い愛情が感じられます。また、母親のために作られたというバイクは、愛する人への想いが形になった、まさに世界に一つだけの特別な作品です。

これらのバイクは、私たちに「自転車とは何か」という問いを投げかけ、既成概念にとらわれない自由な発想の重要性を教えてくれます。ただ速く走ることや、軽くすることだけが自転車の価値ではない。そのバイクに乗る人が、どんな人生を送り、どんな景色を見たいのか、そのすべてを表現する手段となりうるのです。

この記事では、この動画で紹介されている個性豊かなブランドとバイクの数々を、動画のタイムコードを交えながら詳しく解説していきます。さあ、一緒にポートランドのカスタムバイクの世界を旅してみましょう。

個性豊かなカスタムバイクの世界

この動画では、特に注目すべき以下のブランドとバイクが紹介されています。

  • Mosaic Cycles: チタンフレームの専門ブランドが手掛けた、釣りをテーマにしたハードテイルトレイルバイク「MT2」[01:28]。オーナーのアーロン氏が魚釣りをテーマに、他の企業と共同で製作したこのバイクは、フレームの塗装にコロラドの鱒が描かれており、釣りに関連するアクセサリーが随所に散りばめられています[01:49]。
  • Hot Salad Bicycles: 2022年に創業した新鋭ブランドが、オーナーのパートナーのために製作したスチール製の街乗りバイク[05:01]。マウンテンバイクのコンポーネントを使用しており、日常使いのタフさにこだわった一台です[00:05:43]。
  • Cip: 1992年からフレームを製作しているベテランビルダー、Jeremy氏によるブランド[00:07:51]。彼が独自に設計したチタン製のフルサスペンションバイクは、メンテナンスを容易にするシングルピボットのアイデアに基づいています[00:09:02]。
  • Brule Bicycles: 背の高いライダーのために、ウィリーしないようジオメトリを工夫して作られたユニークなバイク[00:11:12]。乗り手の悩みに寄り添う、カスタムビルダーならではの哲学が感じられます。
  • Eagleton Frameworks: 母親のために作られたという、アーチェリー選手をモチーフにしたミックスティースタイルのバイク[00:18:00]。矢を模したハンドルバーなど、細部にまでストーリーが詰まっています[00:19:20]。
  • San Ude Designs: バイクパッキングバッグを製作するブランドが、初めて手掛けたフレーム[00:21:23]。彼らがバッグ製作で培ったノウハウが、フレームにも活かされています。

まとめ

この動画は、ポートランドの「Made Bike Show」という特別な場を通じて、自転車が持つ無限の可能性と、作り手たちの計り知れない情熱を私たちに伝えてくれました。

単に性能を追求するだけでなく、乗り手のライフスタイルや、個人的なストーリーを形にするカスタムバイクの世界は、私たち自身の自転車との向き合い方にも大きな示唆を与えてくれます。

特に、釣りをテーマにしたバイクや、家族への想いが込められたバイクは、自転車が単なる道具ではなく、感情や記憶を運ぶ特別な存在になりうることを教えてくれました。

彼らのように、既存のルールにとらわれず、自由に発想し、自分の手で何かを作り上げる喜びを、私たちも日々の自転車ライフの中で見つけていきたいですね。

動画URL: https://www.youtube.com/watch?v=6MKjSSQGj5Y&pp=ugUEEgJqYQ%3D%3D

皆さんがカスタムバイクをオーダーするとしたら、どんなテーマで、どんなバイクを作りたいですか?ぜひ、コメントで教えてください!

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Designer & Cr-Mo Freeks
中の人はCrust evasion乗り。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れる30第半ばのクリエイター。 海外の自転車ニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログを解説しました。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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