CHROME INDUSTRIES:タフで自転車で使うために作られたバッグの決定版!都市を駆け抜ける人生を形にした自転車乗りのためのバッグブランド!

こんにちは、ヒロヤスです。大阪の街を今日も自転車で駆け抜けているアラフォー、デザイナーの僕です。僕のブログをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。さて、今回は、僕たち自転車乗りにとって欠かせない相棒、バッグやシューズ、アパレルで知られるブランド「CHROME INDUSTRIES(クローム・インダストリーズ)」について、徹底的に掘り下げてお伝えしたいと思います。
たくさんのブランドがある中で、僕がクロームに惹かれるのは、その製品が非常にタフで便利だからです。特に、自転車に乗ることを前提に考え抜かれたバッグの機能性は、一度使うと手放せなくなります。そんな風に日々愛用しているうちに、ふと、このブランドがどうやって生まれたのか、その歴史が気になって調べてみました。今回は、そのバックストーリーを皆さんと共有したいと思います。
無骨なギアは、サンフランシスコの街で生まれた
クローム・インダストリーズの物語は、1995年、アメリカはコロラド州のボルダーで産声を上げました。創業者たちは、プロのメッセンジャーではありませんでしたが、熱心な自転車乗りでした。自分たちが本当に使える、タフで機能的なバッグがないことに気づき、自分たちで作り始めたのがその始まりです。
その後、拠点をサンフランシスコやポートランドへと移しながら、彼らのプロダクトは進化していきます。彼らの作るバッグは、軍事規格の素材を使い、車のシートベルトのバックルをクイックリリース式のベルトに採用するという、誰も想像しなかったような斬新なアイデアが盛り込まれました。この無骨で革新的なデザインは、すぐにプロのメッセンジャーやアーバンサイクリストたちの間で評判となっていったんです。
「Made to Move」都市を生きる人々のための哲学
クロームの製品は、ただ頑丈なだけではありません。彼らのブランド哲学である**「Made to Move」**は、「動き続ける人生を送る人々に革新をもたらす」ことを意味しています。この哲学は、バッグやシューズ、アパレルなど、彼らのすべてのプロダクトに貫かれています。
都市生活は、自転車を降りた後も続いていきます。そのすべてに対応できるように、彼らのギアは作られているんです。バッグを背負ったまま荷物を取り出せる斜め掛けの構造や、雨でも中身が濡れない防水性、そして何よりも高い耐久性は、自転車乗りの日常を根本から支えてくれます。この**「都市を生きる人々のための機能美」**こそが、クロームのプロダクトが持つ、一番の魅力だと思います。
日本でのクロームと、愛される理由
クロームの日本法人、「クローム・インダストリーズジャパン合同会社」は、2014年1月1日に設立されました。日本の市場でも、彼らのプロダクトは熱烈に迎え入れられ、今ではオンラインストアはもちろん、路面店やアウトレットストアもオープンしています。
日本でクロームがこれほど愛されるのは、単に機能性が高いからだけではないと僕は思います。ストリートカルチャーを背景に持ちながらも、日本の繊細な感性にもフィットする洗練されたデザイン。そして、プロのメッセンジャーから街乗りを楽しむ僕たちまで、幅広い層に「本物」として受け入れられる、その無骨なまでのタフさ。これらの要素が、日本の自転車カルチャーに深く根付いたのだと感じています。
クロームを代表するプロダクト
クロームのプロダクトは多岐にわたりますが、ここでは僕が特に注目しているジャンルをいくつかご紹介したいと思います。
バッグ:タフさと機能美を両立する相棒たち
クロームといえば、やはりバッグです。特にメッセンジャーバッグはブランドの象徴的な存在ですが、最近では用途に応じた多様なモデルが展開されています。
- KADETシリーズ:ワンショルダーのスリングバッグで、街乗りやちょっとした移動に最適です。コンパクトながらも収納力が高く、KADET、MINI KADET、そしてKADET MAXとサイズ展開も豊富です。
- CTZ:クラシックなメッセンジャーバッグで、シンプルで丈夫な構造が特徴です。クイックリリースバックルと、自転車に乗っても荷物がズレにくいサブストラップは、まさにクロームのアイコンです。
バイクパッキングバッグ:旅や冒険の相棒
クロモリのMTBやグラベルロードでの旅が好きで、僕自身もバイクパッキングに興味があります。クロームは、そういったスタイルにも対応するバッグをラインナップしているのが嬉しいところ。
- DOUBLETRACK FRAME BAG:フレームの内側に3本のベルトで取り付けるタイプのフレームバッグです。自転車を降りたらボディバッグとしても使える優れものです。
- HOLMAN PANNIER BAG:自転車ラックに取り付けるパニアバッグとしてはもちろん、バックパックとしても使える5way仕様。長距離のライドや、キャンプ道具など荷物が多い時に頼りになります。
フットウェア:街とペダルをつなぐ足元
クロームはバッグだけでなく、シューズにも力を入れています。彼らのシューズは、都市での生活とライディングの両方に対応できるよう設計されています。
- A27:ローファーやウィングチップといったデザインもあり、自転車を降りた後のスタイルにも馴染むのが魅力です。
- STORM 415 Traction Boot:全天候型で、雨の日でも安心して履けるタフなブーツです。
アパレル:自転車乗り目線の工夫が光る
クロームのアパレルは、一見するとシンプルなデザインですが、実際に着てみるとその工夫に驚かされます。
- フィットパターン:袖や着丈が長めに設計されており、自転車に乗った時の前傾姿勢でも背中が出にくいようになっています。
- 機能性:ベンチレーションや隠しポケット、そして夜間の視認性を高めるリフレクティブ素材など、自転車に乗ることを考え抜いたディテールが満載です。
日本のストリートカルチャーとの共鳴:LADY AIKOとのコラボレーション
クロームは、ストリートカルチャーとの結びつきも強いブランドです。その象徴的な事例が、日本人女性ストリートアーティストLADY AIKO氏とのコラボレーションです。2024年10月に発売されたこのコレクションは、彼女の象徴である「Bunny」のモチーフやポップな色使いが、KADETやZIPTOP WAISTPACKといったクロームの定番モデルに落とし込まれました。
このコラボは、単なる商品の発売にとどまらず、アートと都市生活、そして自転車文化が融合する、クロームの哲学を体現するような素晴らしい出来事だったと僕は思います。
まとめ
クローム・インダストリーズは、単なるバッグメーカーではありません。彼らは、自転車というツールを通して、タフでクリエイティブな都市生活を提案するブランドです。ブランドの哲学「Made to Move」が示すように、彼らのプロダクトは、単に荷物を運ぶだけでなく、僕たちをどんな道でも、どんな天候でも、自由に動かし続けるための相棒なんです。
ミリタリースペックの素材や車のシートベルトバックルといった、一見無骨な要素は、決して飾りではありません。それは、都市の過酷な環境に耐え、どんなヘビーユースにも応えるための、機能美の追求から生まれたものです。この妥協のないモノづくりへの姿勢が、プロのメッセンジャーから僕たちのような趣味のサイクリストまで、多くの人々に愛される理由だと強く感じています。
もしあなたが、毎日の通勤や街乗り、あるいは週末のちょっとした冒険の相棒を探しているなら、ぜひクロームのプロダクトに触れてみてください。きっとそのタフな作りと機能美に、僕と同じように心を奪われるはずです。
もし、この記事を読んで、「このバッグ持ってるよ!」とか「あのシューズの履き心地最高!」といった感想があれば、ぜひコメントで教えてください!
それでは、また次の記事で会いましょう!ヒロヤスでした!
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