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ROCKBROSを徹底解剖!どこの国?何者?謎多き高コスパブランドの背景と魅力に迫る

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こんにちは、ヒロヤスです。大阪の街を今日も自転車で駆け抜けているアラフォー、デザイナーの僕です。 僕のブログをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。さて、今回は、多くのサイクリストが一度はオンラインストアで見かけたことがあるであろう、あの「ROCKBROS(ロックブロス)」について、じっくりと掘り下げてみたいと思います。

Amazonや楽天を覗けば、ペダルやバッグ、サングラスからウェアまで、ありとあらゆるプロダクトがずらりと並び、そのどれもが驚くほどのコストパフォーマンスを誇る。僕もデザイナーという仕事柄、モノの背景にあるストーリーやデザインの哲学に惹かれるタイプなのですが、ROCKBROSに関しては「一体どこの国のブランドなんだ?」「どうしてこんなに手頃な価格で、これだけの製品が作れるんだ?」と、ずっと不思議に思っていました。もしかしたら、皆さんの中にも同じような疑問を抱いている方がいるかもしれませんね。

そこで今回は、謎に包まれたブランド、ROCKBROSの正体に迫ってみたいと思います。その起源から、製品に込められた思想、そして世界中のサイクリストから支持される理由まで、他のどのブログよりも詳しくお伝えしたいと思います。

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ROCKBROSの起源:一体どこから来たブランドなのか?

まず、多くの人が気になっている「ROCKBROSはどこの国のブランド?」という疑問からお答えしましょう。

その答えは、中国です。

ROCKBROSは2010年に中国で設立された、自転車関連のアウトドアスポーツ用品を手がけるブランドです。浙江省に本社を構える企業で、その正式名称は「Zhejiang ROCKBROS Sports Goods Co., Ltd.」。オンラインのショッピングサイトを見ていると、あまりに日本市場に馴染んでいるので、日本のブランドだと勘違いしている方も少なくないようです。

その背景には、彼らの巧みなグローバル戦略があります。ROCKBROSは中国で誕生した後、世界へと目を向け、ECサイトを中心にその販路を拡大していきました。そして、ただ製品を販売するだけでなく、各国の市場に合わせたローカライズにも力を入れています。

その一環として、2015年には日本法人である「株式会社ロックブロス」が兵庫県姫路市に設立されました。同じ年にはドイツ法人が、翌2016年にはアメリカ法人が設立されるなど、世界各国に拠点を置くことで、よりユーザーに近い場所でビジネスを展開しているのです。僕たちが日本でスムーズに製品を購入でき、サポートを受けられるのは、こうした日本法人の存在が大きいと言えるでしょう。

ROCKBROSのコンセプト:すべてのサイクリストに寄り添うモノづくり

創業者の具体的なストーリーはあまり表に出てきていませんが、その製品ラインナップや価格設定から、ROCKBROSが目指すモノづくりのコンセプトを垣間見ることができます。

それは**「サイクリングの楽しみを、もっと身近に、もっと多くの人に」**という想いではないでしょうか。

スポーツサイクルはどうしても初期投資が高くなりがちです。しかしROCKBROSは、これからサイクリングを始めたいという初心者から、日々の通勤で自転車を使う人、本格的なバイクパッキングに挑戦したいベテランまで、あらゆる層のサイクリストが必要とするであろうアイテムを、驚くほど手に入れやすい価格で提供しています。

この「圧倒的なアクセシビリティ(手に入れやすさ)」こそが、彼らの最大の強みであり、ブランド哲学の根幹をなしていると僕は考えています。

また、単に安いだけでなく、その品質やデザインにもこだわりを見せているのがROCKBROSの面白いところ。例えば、2017年にはズボンの裾を巻き込みから守る「裾止めバンド」が、世界的に権威のあるデザイン賞の一つである**「iFデザイン賞」**を受賞しています。これは、彼らが機能性や価格だけでなく、デザインという付加価値にも真摯に向き合っている証拠と言えるでしょう。

なぜROCKBROSは世界中のサイクリストに受け入れられているのか

では、なぜROCKBROSはこれほどまでに世界中のサイクリストから支持を集めることができたのでしょうか。その理由は、大きく3つあると僕は分析しています。

1. 圧倒的なコストパフォーマンス

何と言っても最大の魅力は、その価格と品質のバランスです。数万円もするようなハイブランドの製品と全く同じとは言いませんが、日常的な使用や週末のサイクリングで使うには十分すぎるほどの機能性を、数分の一の価格で実現しています。

実は僕、サイクルフェスなどのイベントにROCKBROSが出展している時に開催される、B品の**「投げ売りガレッジセール」**が密かな楽しみなんです。ちょっとした傷や塗装ムラがあるだけで、驚くような価格で手に入ることがある。まさに宝探しのような感覚で、これもまた彼らがサイクリングのハードルを下げ、僕たちに楽しみを提供してくれている一つの形なんだろうなと感じます。

2. あらゆるニーズに応える幅広い製品ラインナップ

「こんな製品があったらいいな」と思うようなニッチなアイテムから、ヘルメットやペダルのような必須アイテムまで、そのラインナップは驚くほど多岐にわたります。特定のジャンルに特化するのではなく、サイクリングという大きな枠組みの中で、あらゆるニーズをカバーしようという姿勢が、多くのユーザーにとっての「とりあえずROCKBROSを見てみよう」という動機に繋がっています。

3. グローバルな販売網

Amazonをはじめとする巨大なEコマースプラットフォームを最大限に活用し、世界中のどこにいても手軽に製品を購入できる環境を整えたこと。これが、ブランドの認知度を飛躍的に高め、世界的な人気を不動のものにした大きな要因です。

ROCKBROSを代表するプロダクト

ここで、実際に販売されている製品の中から、特にROCKBROSらしさが表れている代表的なプロダクトをいくつかご紹介します。

ペダル

驚くほど多くの種類がありますが、特に人気なのが軽量なアルミ合金製のフラットペダルです。広い踏面と滑り止めのピンが配置され、街乗りからオフロードまで幅広く対応します。CNC加工による美しい仕上げや、豊富なカラーバリエーションも魅力で、手軽に愛車のカスタムを楽しめます。

バッグ類

バイクパッキングの流行をいち早く捉え、大容量のサドルバッグやフレームバッグ、パニアバッグなどを数多くラインナップしています。その多くが防水仕様でありながら、手頃な価格で手に入るため、「バイクパッキングを始めてみたい」という人の最初の選択肢として、絶大な支持を集めています。

ライト・サングラス

高輝度のフロントライトや、自動点灯機能付きのテールライトなど、安全性に直結するアイテムも充実しています。また、調光レンズや偏光レンズを採用した高機能なサングラスも、数千円という価格で手に入るため、多くのサイクリストが利用しています。

まとめ

今回は、ROCKBROSというブランドについて深く掘り下げてみました。

中国で生まれ、巧みなグローバル戦略とインターネットを駆使して世界中に広がったROCKBROS。その正体は、**「すべてのサイクリストに、手頃な価格でサイクリングの楽しさを提供する」**という、非常にシンプルで力強い哲学を持ったブランドでした。

高価な機材を揃えることだけが、自転車の楽しみではありません。ROCKBROSの製品は、僕たちに「もっと気軽に、もっと自由に自転車を楽しんでいいんだ」というメッセージを伝えてくれているような気がします。

もちろん、製品によっては仕上げの甘さや、長期的な耐久性に課題が残るものもあるかもしれません。しかし、それを補って余りある魅力と価値を提供してくれていることは間違いないでしょう。

皆さんのガレージにも、一つや二つ、ROCKBROSの製品がありませんか? この記事を読んで、ROCKBROSに対する見方が少しでも変わったら嬉しいです。ぜひ、コメント欄で皆さんが使っているROCKBROS製品やお気に入りのポイントなどを教えてください!

それでは、また次の記事で会いましょう!ヒロヤスでした!

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中の人はCrust evasion乗り。最近古いMuddyFOXも仲間入りしました。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れるアラフォーのクリエイター。 自転車のあれこれやニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログにして行ってます。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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