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自転車界の新星? SENSAH(センサ)は使える?謎多き新コンポブランドを徹底調査!SRAMとの関係は?

hrysbasics

こんにちは、ヒロヤスです。大阪の街を今日も自転車で駆け抜けているアラフォー、デザイナーの僕です。

僕のブログをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。

さて、今回でここ数記事続いていたコンポーネントメーカーの深堀り記事も一旦終了。

最後は自転車好きの間でじわじわと知名度を上げている、中国のコンポーネントブランド「SENSAH(センサー)」についてお伝えしたいと思います。

正直なところ、僕も最初にこのブランドを知った時は「聞いたことないな…」と思ったんです。半信半疑のまま、試しにグラベル用のコンポーネントを僕の愛車に取り付けてみたんですが…これがまた、想像以上にちゃんとした作りで驚きました。

変速もスムーズで何の問題もなく、日々のアクティブな街乗りや旅で、その性能を実感しています。今回は、僕自身の経験も踏まえつつ、このブランドのバックストーリーから製品の魅力まで、深く掘り下げてお話ししたいと思います。

ヒロヤスくん
ヒロヤスくん

使ってみてますけど、結構ちゃんと動くんですよこいつ。

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SENSAHの生まれ故郷と噂されるバックストーリー

SENSAHは、正式名称を「Sensah Smart Sports Equipment CO.,LTD.」といい、中国の広東省仏山市順徳区に拠点を置くメーカーです。

このブランドを語る上で欠かせないのが、自転車好きの間で囁かれている「SRAM(スラム)の技術者が関わっている」という噂です。

スラムが中国・深圳にあった工場から撤退した際、その工場で働いていた技術者たちが立ち上げたのがSENSAHだ、という話があるんですね。これはあくまで噂にすぎませんが、実際にSENSAHのロードバイク用コンポーネントは、スラムと似た操作感の「ダブルタップ」のようなシフト方式を採用しており、そのタッチ感やクリック感もSRAMに近いです。僕も実際に使ってみて、この噂には確かな説得力があると感じました。

日本に上陸したのはいつ?

僕がSENSAHの存在を知ったのは比較的最近なのですが、調べてみると、意外にも日本には2020年9月にはすでに正式に上陸していたようです。 当時は「第四のコンポーネント勢力」として、サイクルメディアでも紹介されていました。

当初からその高いコストパフォーマンスが注目されていて、特に「安価に多段化したい」「クロスバイクをドロップハンドル化したい」といったユーザーから支持を集めています。

SENSAHのプロダクトが目立ってきた理由

SENSAHのコンポーネントは、何と言ってもその優れた「コストパフォーマンス」に尽きます。 ロードバイク用のコンポーネントも、シマノやスラムの入門グレードと同等、あるいはそれ以上の価格帯で、より多段化された製品を提供しています。

さらに、シマノやスラムのコンポーネントとの互換性も考慮されているため、既存のバイクのアップグレードにも使いやすいのが大きな魅力です。これは、僕たち自転車をカスタムする人間にとって、非常に嬉しいポイントです。

また、グラベルロードやMTB、さらにはフォールディングバイク(折りたたみ自転車)まで、多岐にわたるジャンルのコンポーネントを開発しているのも特徴です。特定のジャンルに特化するのではなく、幅広いユーザーのニーズに応えようとする姿勢が感じられます。

SENSAHを代表するプロダクトをピックアップ

ここからは、実際にSENSAHが販売しているコンポーネントをいくつかご紹介したいと思います。ロードバイク用からグラベル、MTBまで、幅広いラインナップの中から代表的なものをピックアップしました。

ロードバイク用コンポーネント:Empire(エンパイア)

SENSAHのロードバイク用コンポーネントの代表格です。11速と12速のグループセットが展開されており、レバーとリアディレイラー、フロントディレイラーがセットになっています。 特に12速モデルは、驚くべき価格で最新の多段化を体験できるとして、多くのサイクリストから注目されています。カーボン素材を採用したモデルもラインナップされており、軽量化にも配慮されています。

グラベルロード用コンポーネント:SRX PRO(エスアールエックスプロ)

グラベルロードやフロントシングルバイク向けに開発された11速コンポーネントです。 フロントディレイラーを必要としないシンプルな構成で、リアディレイラーとシフターのセットが基本となります。大きなギアにも対応するため、グラベルライドやバイクパッキングにぴったりです。SRAMの操作感に似ているという特徴も、グラベルの世界では特に重宝されるでしょう。

MTB用コンポーネント:CRX PRO(シーアールエックスプロ)

MTB向けのラインナップも充実しています。特に、12速や13速といった多段化に対応した製品も開発されており、リアディレイラーのプーリーケージにカーボン素材を採用したモデルもあります。最も安価なモデルでは、3×7速の「MX7-A」というコンポーネントも存在し、手軽にカスタマイズしたいユーザーにも優しい価格設定です。

まとめ:これからのSENSAHに期待すること

今回は、自転車パーツ界の新星、SENSAHについて掘り下げてみました。

  • SRAMの技術者たちの噂:確証はないものの、その操作感や品質は噂を裏付ける説得力を持っている。
  • 驚異的なコストパフォーマンス:最新の多段化やカスタムを驚くほど手軽に実現できる。
  • 幅広いラインナップ:ロードからグラベル、MTBまで、様々なジャンルの自転車に対応している。

僕自身も実際に使ってみて、このブランドの確かな実力を感じています。最初は半信半疑だったけれど、その性能は僕の期待をいい意味で裏切ってくれました。 SENSAHは、単なる「安価な代替品」ではなく、確かな技術とユーザーの視点を持ち合わせた、魅力的な選択肢だと考えています。既存の大手メーカーとは異なるアプローチで、僕たち自転車乗りがより楽しく、自由にカスタムできる選択肢を提供してくれている。 自転車は高価なものだ、という常識を覆してくれるような、そんな可能性を秘めているブランドだと感じました。

もし、SENSAHのコンポーネントを実際に使っている方がいれば、ぜひ感想をコメントで教えてください! それでは、また次の記事で会いましょう!ヒロヤスでした!

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中の人はCrust evasion乗り。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れる30第半ばのクリエイター。 海外の自転車ニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログを解説しました。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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