KPLUSヘルメットの魅力に迫る。台湾発、デザインと機能美の融合

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こんにちは、ヒロヤスです。大阪の街を今日も自転車で駆け抜けているアラフォー、デザイナーの僕です。

僕のブログをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。さて、皆さんもご存知の通り、自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務となり、その必要性がこれまで以上に大きくなってきました。ご多分に漏れず、この流れの先には着用が完全に義務化される日も、そう遠くないでしょう。

そんな時代の変化の中で、これまで以上に「どんなヘルメットを選ぶか」ということが、僕たちサイクリストにとって重要なテーマになっています。今回は僕が普段から愛用しているヘルメットブランド、「KPLUS(ケープラス)」について、その魅力を余すところなくお伝えしたいと思います。

自転車に乗る上で、安全性はもちろん最も大切です。でも、デザイナーという仕事柄か、どうしても身につけるものの「美しさ」から逃れられない性分でして。安全性、快適性、そして被った時のシルエットの美しさ。この三つを追い求めて色々なヘルメ-ットを試した結果、僕がたどり着いた一つの答えがKPLUSでした。ちなみに僕が使っているのは、少し珍しい紫色のモデル。この発色の良さも、KPLUSならではの魅力の一つです。

他のどのメディアよりも深く、KPLUSというブランドの背景や哲学、そして製品が持つ物語を掘り下げていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

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KPLUSとは?台湾・台北で生まれた新星

KPLUSというブランド名を聞いて、どこの国のメーカーかすぐに思い浮かぶ人は、まだ少ないかもしれません。彼らは2014年に台湾の台北で産声をあげた、比較的新しいヘルメットブランドです。

しかし、その背景には確かな技術力と経験が横たわっています。実はKPLUSの親会社は、30年以上にわたって世界中の名だたるヘルメットブランドのOEM生産(他社ブランドの製品を製造すること)を手掛けてきた、いわばヘルメット製造のスペシャリスト集団。その製造ノウハウと品質管理の厳しさは、世界トップレベルと言っても過言ではありません。

そんな盤石な基盤の中から、「自分たちの理想とする、新しいヘルメットを作りたい」という情熱を持った若い世代のチームが中心となって立ち上げたのがKPLUSなのです。長年培われた確かな技術力に、新しい世代の感性が加わって生まれたブランド。それがKPLUSの正体です。

スポーツとファッションの融合。KPLUSのデザイン哲学

KPLUSの製品を見ていると、他のブランドとは一線を画す独特の美意識を感じます。それは彼らが掲げる「スポーツとファッションのいかに融合させるか」という哲学に起因しています。

サイクリングはスポーツですが、街乗りやツーリングは僕たちの日常の延長線上にあります。だからこそ、いかにも「競技用」といったデザインではなく、普段の服装にも自然に溶け込むような、洗練されたデザインが必要だと彼らは考えました。

「ありそうでなかった美しさ」を追求し、機能性を損なうことなく、まるでアートピースのような美しいフォルムを生み出すこと。そのために、シェルの形状、色の出し方、細部の仕上げに至るまで、徹底的なこだわりが詰め込まれています。

もちろん、安全性への取り組みも一切妥協はありません。むしろ、安全性を再解釈し、新しいテクノロジーを取り入れながら、より高いレベルの安全性をファッショナブルなデザインの中に落とし込んでいるのです。

アジア人のための「ニューアジアンフィット」という答え

ヨーロッパのブランドのヘルメットを被った時に、どうにも頭の形に合わない、いわゆる「キノコ頭」になってしまう…そんな経験をしたことがあるサイクリストは、僕だけではないはずです。これは欧米人とアジア人の頭蓋骨の形状の違いからくる、構造的な問題でした。

KPLUSはこの問題に真正面から向き合いました。膨大な頭部形状のデータをリサーチし、長年の製品開発で培った技術を投入して、彼ら独自の「ニューアジアンフィット」を開発したのです。

このフィット感が、本当に素晴らしい。ただ幅が広いだけでなく、頭部全体を優しく、かつ均一に包み込んでくれるような感覚です。被った瞬間に感じる、オーダーメイドのような一体感。これにより、長時間のライドでも痛みや不快感が出にくく、安全性も格段に向上します。

そして何より、シルエットが本当に美しい。横から見ても、前から見ても、頭が不自然に大きく見えることがなく、スッキリとした自然な見た目を実現してくれます。僕がKPLUSを選んだ大きな理由の一つが、この完璧なフィット感とシルエットの美しさでした。

KPLUSを代表するプロダクト

ここでは、現在のKPLUSのラインナップの中から、特徴的なモデルをいくつかピックアップしてご紹介します。

ロードバイク / オールラウンド

NOVA KPLUSの中で最も人気のあるモデルと言えるのが、このNOVAです。シンプルで洗練されたデザインは、どんなウェアにも合わせやすく、まさに「ありそうでなかった」美しいシルエットを実現しています。15個のベンチレーションホールが効率的な通気性を確保し、快適性も抜群。僕が使っているのもこのモデルの系統です。


ALPHA フィット感、通気性、エアロダイナミクス、デザイン性といったヘルメットに求められる要素を、極めて高い次元でバランスさせたフラッグシップモデル。多方向からの衝撃を緩和する「Mips® Air」システムを搭載し、最高の安全性を備えながらも軽量性を損なっていません。レースシーンでもその性能を遺憾なく発揮します。


グラベル / クロスオーバー

META マグネットで簡単に着脱できるバイザーが特徴的なモデル。オンロードを軽快に走りたい時はバイザーを外し、グラベルやトレイルへ入る時にはバイザーを装着する、といったクロスオーバーな楽しみ方に対応します。アースカラーを中心とした絶妙なカラーリングも魅力です。


アーバン / 街乗り

RANGER KPLUSのアーバンシリーズを代表するモデル。より深い帽体と優れた調整機能が、街中でのライディングに安心感をもたらします。ヘルメット後部には着脱可能なLEDライトが標準で付属しており、夜間の視認性を高めてくれるのも嬉しいポイントです。

まとめ

今回は、台湾発のヘルメットブランド「KPLUS」について、その成り立ちから哲学、製品の魅力までを深く掘り下げてみました。

  • 30年以上のOEM生産で培われた、確かな技術的背景
  • 「スポーツとファッションの融合」を掲げる、洗練されたデザイン哲学
  • アジア人の頭を知り尽くした「ニューアジアンフィット」による最高の被り心地

KPLUSは、ただ安全なだけ、ただ格好良いだけのヘルメットではありません。サイクリストが本当に求めるものは何かを真摯に追求し、技術と美意識を見事に融合させた、まさに現代を走る僕たちのためのブランドだと感じています。

もしあなたがヘルメット選びで悩んでいたり、今のヘルメットにしっくりきていないのであれば、ぜひ一度KPLUSを試してみてほしいと思います。きっと、その素晴らしいフィット感と美しいデザインの虜になるはずです。

この記事が、あなたのヘルメット選びの参考になれば嬉しいです。皆さんが使っているヘルメットや、KPLUSについての感想などがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね。

それでは、また次の記事で会いましょう!ヒロヤスでした!

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中の人はCrust evasion乗り。最近古いMuddyFOXも仲間入りしました。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れるアラフォーのクリエイター。 自転車のあれこれやニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログにして行ってます。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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