自転車うんちく系

秋の「即席コーヒー&冒険セット」を作ろう!涼しくなってすぐに出かけたい今だからこそ、ヒョイとかついで出かけれる事前準備のすゝめ

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こんにちは、ヒロヤスです。大阪の街を今日も自転車で駆け抜けているアラフォー、デザイナーの僕です。僕のブログをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。

さて、今回は、ぐっと涼しくなって最高の自転車シーズンを迎えた今、僕が常に自転車バッグに忍ばせているアイテムについてのお伝えしたいと思います。

大阪に住んでいると、ついつい便利なカフェやショップに立ち寄りがちですが、週末の早朝や、ふと時間に余裕ができた時、**「よし、今からどこかへ行こう!」**とすぐに思い立てる身軽さを大切にしています。僕がクロモリのMTBやグラベルロードに魅了されるのは、そういった「日常と冒険の境界線を曖昧にしてくれる」ところがあるからかもしれません。

だからこそ、バッグの中身も、日常からほんの少しだけエスケープするための道具で構成されています。今回は、この秋に特におすすめしたい、「河原で即席コーヒーを淹れるセット」と、「小さな冒険を楽しむためのアイテム」、そしてもちろん**「自転車乗りとしての安心を担保するアイテム」**をご紹介します。道具一つ一つに、デザイナーとしてこだわりたい機能美やストーリーが詰まっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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涼しい季節に最高の贅沢。即席コーヒーセット

自転車を漕いでいる時の高揚感と、自然の中で一息つく時の静寂。このコントラストこそが、僕にとって最高の贅沢です。

冷たい風が心地よくなってきたこの季節は、熱いコーヒーが格別。僕が持ち運ぶのは、徹底的にシンプルな道具たちです。

このコーヒーセットの楽しみは、手持ちのチタンマグや小さなクッカーを組み合わせて、小さく、そして不便のない最適なシステムを組むプロセスそのものにあります。使う場面やバッグの容量に合わせて、何パターンも考えられるのが醍醐味です。

  • 小さなアルコールストーブ: ゴトクと燃料が一体化しているようなシンプルな構造のものが好みです。ガス缶の武骨さもなく、燃料であるアルコールが燃える青い炎は、それ自体が一つの美しいデザインだと感じています。静かに、ゆっくりと湯が沸く時間を楽しむのが、街の喧騒を忘れるための儀式のようなものですね。
    もちろんアウトドア用のガスバーナーでも問題ありません。おっさんの休息にとって必要のはいつもコーヒーだからです。
  • カンティーンとコーヒー豆: カンティーンは、水筒としてだけでなく、お湯を沸かすクッカーとしても使える、まさに**「用の美」**を体現した道具です。機能が一つに集約されているミニマリズムがたまりません。
  • 淹れ方の選択: 豆は挽いて持っていきますが、ドリッパーを入れるか否かは、毎回悩むポイントです。時間と荷物に余裕があるならペーパーフィルターを使いますが、アウトドアでは、あえて煮出しコーヒーという選択肢も捨てがたい。ブッシュクラフトのように自然の中で遊ぶ日なら、ミルも使わずに豆を砕いて、ワイルドに煮出すのもまた一興です。

実のところ、今期僕は、ずっと使ってこなかったレンメルコーヒーとトランギアのコラボケトルを使おうか、使うまいか、いまだに悩んでいます。あれを導入すると、コーヒーセットの見た目とスタイルが完全に「煮出し特化」に傾くんですよね。そうやって道具の方向性を考える時間も、旅の準備としては最高に楽しい時間なんです。

街を飛び出し、小さな「冒険」を楽しむためのツール

自転車乗りにとっての「冒険」は、必ずしも未開の地へ行くことだけではありません。いつもの河川敷や裏山でも、視点を変えるだけで立派な冒険になります。

僕が河原での「時間潰し」のために持っていくのは、少年時代に戻ったかのような、遊び心のある道具たちです。

小さな焚き火台セット

キャンパーには有名なBUSHBOXFIREBOX、そのコンパクト版であるLFやNANOのような、手のひらサイズの焚き火台。これがバッグに一つあるだけで、ライドの楽しみが劇的に深まります。キャンプで暖を取るような大掛かりな焚き火でなく、ただ小枝を拾ってちょっとだけ煙を浴びるくらいでいい。コーヒーを淹れる傍らで、小さな火を育ててみる。その炎を眺める静かな時間が、僕にとっての最高の贅沢であり、日常をリセットする儀式なんです。その緻密なデザインと組み立てる楽しさも、モノ好きにはたまりません。

単眼鏡(モノキュラー)

鳥や遠くの風景、建造物のディテールを拡大して見るために。デザイナーという職業柄、ついつい普段見過ごしているディテールに目がいくのですが、単眼鏡を使うと、世界が一変します。日常が一気に非日常のフィールドに変わるんです。

スリングショット(パチンコ)

もちろん、人に迷惑をかけるような使い方は絶対にしません。誰もいない河原で、落ちている石を的に向かって静かに射る。集中力を高め、遠くの目標を捉える訓練。ただそれだけで、童心に帰って時間を忘れることができます。これは、デジタルから完全に離れるための、大切な時間稼ぎの道具なんです。

安心を運ぶ「保険」アイテム

そして、最も重要なのが、安心して家に帰るための「保険」となるアイテムたちです。これらは、機能性はもちろん、バッグに忍ばせる道具としてコンパクトさやデザインにもこだわりたい部分です。

突然の雨と帰宅をサポートするプロダクト

急な天候の変化や、自転車の自走が不可能になった時に頼りになるのがこの二つです。

KIU(キウ)のポンチョ:雨の日も気分を上げるデザイン

数あるレインギアの中でも、僕が惹かれるのはKIU(キウ)のプロダクトです。機能一辺倒ではなく、その豊富な柄とカラーバリエーションで、雨の日にも遊び心とファッション性を取り入れている点が、デザイナーである僕の心を掴みます。サッと羽織れる手軽さがありつつ、日常の風景に溶け込むスタイリッシュなデザインは、雨の日も気分を上げてくれる大切な要素です。

オーストリッチの輪行袋:安心感を運ぶ日本のミニマリズム

オーストリッチ(OSTRICH)は、日本のサイクリストにとって最も信頼できる輪行袋メーカーの一つです。彼らの製品は、軽量性と耐久性、そして収納時のコンパクトさが非常に優れています。大切なクロモリのフレームに優しい素材であること、そしていざという時に迷わず使えるシンプルな構造は、旅のお守りとして最適です。

トラブル対応と救急のためのプロダクト

「自分で直せる」という安心感が、次の冒険への活力になります。

  • パンク対策と携帯工具: 僕の場合は、かさばる修理キットは持たず、交換用チューブ携帯工具をメインにしています。チューブは、信頼のパナレーサーのものを。そして携帯工具は、**クランクブラザーズ(Crankbrothers)**のマルチツールを選んでいます。彼らの工具は、必要な機能が美しく、そしてタフなデザインに集約されているのが素晴らしい。手に馴染む質感や、開いた時の機能美に、モノづくりへのこだわりを感じます。
  • 救急のメディカルポーチ: 怪我をした時に慌てないよう、メディカルポーチは必須です。中身を自分で揃えるのも良いですが、最近はAmazonなどでセットになったものが多く販売されているので、それをそのままバッグに入れておくだけでも、十分な安心感が得られます。視認性の高いポーチに入れておけば、いざという時にもすぐに見つけられますよ。
  • 手袋+ウインドブレーカー: 日が暮れると突然冷え込んだりもするこの季節。出るときにぽかぽか暖かかったとしても必ず冒険セットには加えておきましょう。

まとめ

僕の自転車バッグの中身は、単に「必要なもの」を詰め込んだだけでなく、**「今すぐ冒険に出るための招待状」であり、「不測の事態にも対応できる誠実さ」**の表れでもあります。

即席コーヒーセットや焚き火台といった遊びの道具は、僕らに心の潤いを与えてくれます。しかし、それ以上に、輪行袋救急のメディカルポーチといった「エスケープ用の保険」をしっかり準備しておくことが、本当に大切だと感じています。

なぜなら、僕らはもう、学生時代のように無責任に楽しむだけのガキンチョではないからです。仕事があり、家庭があり、心配してくれる人がいる。そんな背景を背負ったアラフォーのおっさんだからこそ、トラブル時でも迷惑をかけずに自力で帰宅できる準備、つまりリスクマネジメントを怠らないことこそが、かっこいい大人の遊び方だと思うんです。

万全の準備があってこそ、心置きなく童心に帰り、小さな冒険を純粋に楽しむことができる。僕らの遊びは、そういった誠実さの上に成り立っているんです。

皆さんのバッグの中には、どんな「冒険の相棒」が潜んでいますか?特に、**「これがないと旅に出られない!」**という、こだわりの一品があれば、ぜひコメントで教えてください!

それでは、また次の記事で会いましょう!ヒロヤスでした!

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中の人はCrust evasion乗り。最近古いMuddyFOXも仲間入りしました。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れるアラフォーのクリエイター。 自転車のあれこれやニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログにして行ってます。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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