自転車うんちく系

ドロップバーMTBという最強のツーリングバイク選択肢。

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こんにちは、ヒロヤスです。大阪の街を今日も自転車で駆け抜けているアラフォー、デザイナーの僕です。 僕のブログをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。さて、今回は、僕が最近心を奪われている自転車のスタイルについてお伝えしたいと思います。

皆さんは「グラベルロード」という自転車をご存知ですよね。アスファルトも砂利道も自由に走れる、まさに万能な旅の相棒。僕もその自由さに惹かれ、いつかバイクパッキング旅に出たいと妄想を膨らませています。しかし、もっとタフな道、例えばキャンプ地へ続くシングルトラックや、ちょっとしたトレイルも走破できるような、もっとワイルドな旅の可能性を秘めた自転車はないものか、と考えるようになりました。

そこで僕の頭に浮かんだのが、「ドロップバーをつけたMTB」です。一見すると奇妙な組み合わせに感じるかもしれません。しかし、この組み合わせはグラベルロードの「走破性」と「ツーリング性能」をさらに高め、新しい次元の旅へと僕たちを誘ってくれるのではないかと、僕は密かにワクワクしているのです。

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ドロップバーMTBの魅力的とは?

グラベルロードを超える走破性

グラベルロードは素晴らしい自転車ですが、より本格的なトレイルや未舗装路に入ると、やはりその限界を感じることもあります。MTBのジオメトリと太いタイヤは、そうした路面でも安定した走りを約束してくれます。そこにドロップバーを組み合わせることで、多様なハンドポジションがとれるようになり、長距離の旅でも疲れにくいというメリットが生まれます。

長めのトップチューブが生み出す、快適なポジションとクールな見た目

MTBのフレームは、もともとフラットバー(まっすぐなハンドル)を使うことを前提に設計されています。そのため、一般的なロードバイクやグラベルロードに比べてトップチューブが長く作られていることが多いんです。そこにドロップバーを付けると、ハンドルの位置が遠くなってしまいそうに思えますが、実はステムを短くすることで、驚くほどバランスの取れたポジションを作ることができます。短めのステムはハンドリングをクイックにし、ドロップバーの持つ前傾姿勢と相まって、見た目にも非常にクールな雰囲気を醸し出してくれます。

ドロッパーシートポストで地形を自在に操る

トレイルや下り坂で、より安定した姿勢をとるために、ドロッパーシートポストの併用を強くおすすめします。ドロッパーシートポストは、手元のレバー一つでサドルの高さを瞬時に変えられる優れものです。下り坂ではサドルを下げて重心を低くすることで、バイクのコントロール性が格段に向上します。MTBはスタックハイト(BBからヘッドチューブのトップまでの高さ)が低く設計されているモデルが多いので、ドロッパーシートポストを最大限に活かすことができるんです。

頑丈なフレームで荷物を気にしない

MTBは元々、ハードな走行に耐えるために非常に頑丈に作られています。そのため、バイクパッキングで荷物をたくさん積んだとしても、フレームへの負担を気にしすぎる必要がありません。キャンプ道具や食料をたっぷりと積み込み、過積載気味なスタイルで冒険に出ることも、ドロップバーMTBなら可能です。

ドロップバーMTBにおすすめのハンドルバー

サーリーのコーナーバー

ドロップバーMTBの世界を語る上で欠かせないのが、Surly(サーリー)というブランドです。彼らの製品には、既存のカテゴリに囚われない自由な発想が詰まっています。そして、このスタイルを象徴するプロダクトが「コーナーバー」です。これはMTB用のフラットバーにドロップバーの握りしろを溶接したような、ユニークな形状をしています。これにより、フラットバー用のブレーキレバーやシフターをそのまま使用しながら、ドロップバーの快適な多目的性を手に入れることができます。

幅広のドロップバー

MTBにドロップバーを合わせる場合、一般的なロードバイク用の幅の狭いものではなく、よりワイドなものがおすすめです。幅が広い方がオフロードでの安定感が増し、テクニカルなセクションでも安心してバイクを操ることができます。多くのブランドから、MTB向けに開発された幅広のドロップバーが販売されています。

まとめ

ドロップバーMTBは、単にハンドルを交換しただけの奇妙なカスタムではありません。これは、既存のカテゴリの制約を超え、僕たちが本当に求める冒険の形を追求した結果として生まれた、必然的なスタイルだと僕は考えています。

グラベルロードが舗装路と未舗装路の間の境界線を曖昧にしたのなら、このドロップバーMTBは、その境界線を完全に消し去り、よりハードなオフロードの世界を旅のフィールドへと変えてくれます。それは、長めのトップチューブに短めのステムを組み合わせることで生まれる機能的な美しさであり、ドロッパーシートポストがもたらす安心感と自由度です。

これは決して万人受けする自転車ではないかもしれません。しかし、だからこそ、自分だけの特別な旅の相棒として、一台を丁寧に組み上げる価値があるんです。既製品にはない、自分だけの物語と哲学を詰め込むことができる。これこそが、僕が自転車に惹かれ続ける理由の一つです。

この記事が、皆さんの新しい自転車生活や、次の冒険へのインスピレーションになったら嬉しいです。皆さんが考える「最強の旅自転車」はどんなスタイルですか?ぜひコメントで教えてくださいね!

それでは、また次の記事で会いましょう!ヒロヤスでした!

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Designer & Cr-Mo Freeks
中の人はCrust evasion乗り。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れるアラフォーのクリエイター。 自転車のあれこれやニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログを解説しました。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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