自転車うんちく系

ODI。ロックオンがもたらす確信のグリップ力とその歴史をご紹介します。

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こんにちは、ヒロヤスです。大阪の街を今日も自転車で駆け抜けているアラフォー、デザイナーの僕です。

僕のブログをいつも読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます。さて、今回は、僕がフラットバーの自転車を組む際、必ずと言っていいほど選んでいる、とあるブランドのグリップについてお伝えしたいと思います。

その名は、アメリカが誇るグリップメーカー、ODI

なぜ、数あるグリップの中から僕がこれほどまでにODIにこだわるのか。そのブランドの歴史から、画期的なテクノロジー、そしてストリートカルチャーとの深い繋がりまで、その魅力を徹底的に解き明かしていきましょう。

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ODIとは?その歴史とカルチャー

ODIは、1980年代後半にカリフォルニアで創業しました。元々はモトクロスバイクのグリップ製造からスタートし、その後、MTBやBMXといったエクストリームスポーツの世界へとそのフィールドを広げていきました。

彼らの哲学は、常に**「ライダーからのフィードバック」**を最重要視すること。プロライダーたちの厳しい要求に応えるべく、グリップの素材や形状を常に改良し続け、単なるパーツメーカーを超え、オフロードバイクカルチャーの牽引役となりました。

妥協のない製品作りと、ライダーに寄り添う姿勢。このブランドが持つ深いカルチャーが、今も多くの人々に支持される理由です。

VANSとの象徴的なコラボレーション

ODIのグリップを語る上で、避けて通れないのが、ストリートカルチャーのアイコンであるスニーカーブランド、VANSとのコラボレーションです。

VANSのシューズの象徴である、あの**「ワッフルソールパターン」**をグリップに落とし込んだこのプロダクトは、単なるデザインのコラボではありません。両ブランドが持つ、アクションスポーツへの深いリスペクトと、自由なストリートの精神が、この一本のグリップに凝縮されています。

このグリップは、僕たちの世代にとって、単なる自転車パーツではなく、一つのカルチャーを象徴するアイテムなんです。

ODIの代名詞「ロックオンシステム」

ODIが自転車業界に革命をもたらした最大の功績が、1990年代に開発された**「ロックオンシステム」**です。

これは、グリップの両端に固定用のクランプを取り付け、ボルトで締め付けることで、ハンドルバーにグリップを完全に固定するシステムです。

この画期的なシステムが、ライドにもたらす恩恵は計り知れません。グリップがズレたり回ったりすることがなく、どんなにハードなライディングでも、常に確かなグリップ感を得ることができます。また、ボルトを緩めるだけで簡単に取り外しができるため、バーテープ交換やメンテナンスが驚くほど楽になります。

このロックオンシステムは、その後のグリップのスタンダードとなり、今や多くのブランドが採用するようになりました。

伝説のライダーたちが選ぶグリップ

ODIの製品哲学を体現する存在として、彼らのサポートするライダーの存在は欠かせません。

特に、MTBダウンヒルの世界で一時代を築いたサム・ヒルと、現代のダウンヒル界を牽引するアーロン・グウィンは、ODIのグリップを愛用し、数々のワールドカップタイトルを獲得してきました。

彼らのような世界トップレベルのライダーたちが、ミリ単位の感覚を求めるレースの現場で、ODIのグリップを信頼し、使い続けているという事実は、このブランドの製品がいかに高品質であるかを物語っています。

代表的なプロダクトとその魅力

ODIには、様々な種類のグリップがありますが、代表的なモデルは以下の2つです。

**Ruffian(ラフィアン)**は、ODIの定番とも言えるモデルで、細身で硬めのグリップ感が特徴です。ダイレクトなハンドル操作を好むライダーに最適で、僕も街乗りやMTBで愛用しています。

一方、**Rogue(ローグ)**は、ラフィアンとは対照的に、太めで柔らかいグリップです。肉厚なパターンが手のひらをしっかりと支え、クッション性が高いため、長距離のライドや手が疲れやすい人におすすめです。

これらの他にも、ロックオングリップをさらに軽量化したものや、様々なカラーバリエーションがあり、自分のバイクやスタイルに合わせて選ぶことができます。

まとめ:ODIグリップは、自転車と僕たちを繋ぐ接点

僕がこれほどまでにODIグリップを選ぶのは、単なる機能や性能だけではありません。それは、ハンドルバーと僕たちの体を繋ぐ、唯一の**「接点」**だからです。

ロックオンシステムがもたらす確信のグリップ感は、まるで自転車と一体になったかのような感覚を与えてくれます。手に馴染むその感触は、使い込むほどに愛着となり、ライドを重ねるたびに、自転車との絆を深めてくれます。

ODIグリップは、単なるパーツではなく、僕たちのライドをより豊かで快適なものにしてくれる、かけがえのない相棒なんです。

あなたのフラットバーバイクにも、ODIグリップを試してみませんか?ぜひ感想を聞かせてくださいね。

それでは、また次の記事で会いましょう!ヒロヤスでした!

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Designer & Cr-Mo Freeks
中の人はCrust evasion乗り。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れる30第半ばのクリエイター。 海外の自転車ニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログを解説しました。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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