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1週間の終わりにクロモリとコーヒー。最高の休日を始めよう。

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こんにちは、ヒロヤスです。大阪でデザイナーとして働きながら、日々の通勤や休日のライドを楽しんでいます。僕が愛してやまないのは、クロモリフレームの自転車。その乗り心地や佇まいに魅了され、すっかりその虜になってしまいました。街で魅力的な自転車を見かけると、ついつい立ち止まってしまいます。このブログでは、そんな僕の自転車愛を、皆さんと共有できたらと思っています。

今週も本当にお疲れ様でした。

一週間、デスクワークに追われてパソコンと睨めっこする日々。デザインの締め切りに追われ、脳みそをフル回転させた後は、体が鉛のように重く感じます。そんな疲れきった心と体に、週末の自転車とコーヒーは最高のセラピーです。

週末はゆったりと、クロモリバイクと

僕の週末は、いつも決まっています。朝、少しだけ早起きして、愛車のクロモリバイクを引っ張り出すんです。

軽くて速いカーボンバイクもいいけれど、週末の朝はクロモリがぴったり。そのしなやかな乗り心地に身を任せて、ペダルをゆっくりと回し始めます。急いで目的地へ向かうのではなく、風の匂いを感じ、街の音に耳を澄ませながら、ただただ景色を楽しむ。そんなゆとりのある時間が、一週間で張り詰めた僕の心をゆっくりと解きほぐしてくれるんです。

クロモリバイクに乗っていると、不思議と心が穏やかになります。スピードを競うのではなく、自分だけのペースで、景色に溶け込んでいくような感覚。これこそが、僕がクロモリに乗り続ける理由の一つです。

クロモリフレームの持つ、独特の「粘り」や「しなり」は、路面からの細かな振動を吸収してくれるので、体が疲れにくい。硬質なカーボンやアルミのフレームで、路面の段差を拾った時の「ガツン!」という衝撃とは全く違います。まるで絨毯の上を走っているかのような、優しい乗り味は、僕がクロモリを愛してやまない理由です。

特に、仕事で疲れた週末は、この優しい乗り味に身を委ねて走るのが最高の贅沢です。自転車に乗ることが、単なる移動手段ではなく、心の充電時間になる。そんな時間をくれるのが、僕のクロモリバイクなんです。この「心地よさ」は、忙しい平日の喧騒を忘れさせてくれる、僕にとっての精神安定剤のような存在です。


コーヒーを求めて、いつもの場所へ

そして、僕の休日に欠かせないもう一つの相棒が**「コーヒー」**です。

クロモリバイクを走らせて向かうのは、いつもお気に入りの自家焙煎のコーヒー豆屋さん。大阪の街を抜けて、少し郊外にあるそのお店は、僕にとってのパワースポットです。店主と他愛もない話をして、その日の気分に合わせた豆を選んでもらう時間も、また楽しいんです。

「ヒロヤスさん、今週もお疲れ様です!今日はちょっと深煎りの、コクのある豆なんてどうですか?一週間の疲れが吹き飛びますよ!」なんて言われると、それだけで元気が出てきます。

お店で淹れてもらった一杯を、店の外のベンチでゆっくりと味わう。淹れたてのコーヒーの香りが鼻腔をくすぐり、一口飲むと、その深い苦みと香りが全身にじんわりと染み渡る。カフェインが体に作用し始めると、一週間分の疲れがスッと消えていくような気がします。

コーヒーの味は、豆の種類だけでなく、その日の気分や天候によっても変わる。それは、まるで僕の自転車旅と同じです。同じ道を走っても、その日の風や光の加減で、全く違う景色に見える。そんな感覚が、僕を自転車とコーヒーの沼から抜け出せなくさせているのかもしれません。自転車で向かう道のりも、コーヒーを味わう時間も、五感をフルに使って楽しむ。これが、僕の休日の流儀なんです。


帰り道は、最高のサイクリングロード

美味しいコーヒー豆を手に入れたら、そのまま家に帰るのがもったいなくなります。

そんな時は、少し遠回りをして、河川敷のサイクリングロードを走るのが僕の定番です。舗装された道から、少し砂利が混じったグラベルへ。太めのタイヤを履かせたクロモリバイクなら、そんな道も気にせず走破できます。

風を感じながら、ペダルを回す。疲れたら止まって、ただただ流れる川を眺める。そんな何気ない時間が、僕のクリエイティブな思考を刺激してくれることもあります。

デザイナーという仕事は、常に新しいアイデアを求められます。でも、無理やり捻り出そうとしても、なかなかいいアイデアは生まれてこない。そんな時こそ、自転車に乗って、心と体をリセットすることが大切なんです。

河川敷のサイクリングロードは、まるで僕の頭の中を整理してくれる場所のようです。ペダルを漕ぐリズムに合わせて、ごちゃごちゃになっていた思考が、少しずつ整理されていく。そして、ふと立ち止まって川の流れを眺めていると、全く予想もしなかったアイデアが、フッと頭に浮かんでくることがあるんです。自転車に乗っている時間は、僕にとって、最高の「インスピレーションの時間」なんです。


最高の休日の始まりに、最高の相棒を

家に帰ってからは、手に入れたばかりのコーヒー豆をミルで挽いて、ゆっくりとハンドドリップで淹れます。豆を挽く音、お湯を注ぐ時の香り、そして、温かいマグカップを両手で包み込む感触。その全てが、僕にとっての最高の癒しです。

そして、コーヒーを飲みながら、愛車のクロモリバイクを少しだけ手入れする。チェーンに油をさしたり、フレームを磨いたり。自転車に付いた傷や汚れは、僕が今週どれだけこの自転車と共に過ごしたかの証です。

「この傷は、あの雨の日にできたものかな」とか、「この汚れは、あのグラベルを走った時のものだ」なんて、一つ一つの傷や汚れに物語がある。僕の人生の物語を、このクロモリバイクと一緒に紡いでいるんだな、と感じる瞬間です。カーボンやアルミのフレームでは、こうはいきません。クロモリならではの「ヤレ感」や「味」が、僕の愛着をより一層深いものにしてくれます。

自転車は、僕にとってただの乗り物ではありません。それは、日々の疲れを癒し、新しいアイデアを与えてくれる、最高の相棒であり、心のキャンバスなんです。そして、コーヒーは、そんな僕の自転車ライフを、より豊かで穏やかなものにしてくれる、最高のツールです。

皆さんの最高の休日の始まりは、どんな風に過ごしますか?

それではまた、次の記事でお会いしましょう!ヒロヤスでした!

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Hrys Basics(ひろやす)
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Designer & Cr-Mo Freeks
中の人はCrust evasion乗り。クロモリ自転車とデザイン・作品制作に明け暮れる30第半ばのクリエイター。 海外の自転車ニュースやいろいろなフレーム・パーツがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログを解説しました。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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