Di2システム

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Di2(Digital Integrated Intelligence)システムは、シマノ(Shimano)が開発した電子制御の自転車変速システムです。従来の機械式変速機と異なり、Di2はワイヤーの代わりに電気信号を使用して、変速を行います。これにより、素早く、正確でスムーズな変速が可能になります。

主な特徴

  1. 電子制御変速: シフトレバーを押すと電子信号が送信され、瞬時にギアが切り替わります。機械式に比べて力が必要なく、精度も高いため、より快適な操作が可能です。
  2. 精密なギア調整: Di2は変速機の位置を自動的に微調整する機能があり、シフトミスやチェーンのたるみを防ぎます。また、センサーに基づいて最適なギアに調整する「オートシフト」や「シンクロシフト」などの機能も搭載されています。
  3. ワイヤレス接続: 最近のDi2システムは、BluetoothやANT+を介してワイヤレス接続が可能で、スマートフォンやサイクルコンピューターと連携して、シフト設定の変更やバッテリー状況のモニタリングが可能です。
  4. バッテリー駆動: 変速機は専用バッテリーで駆動し、1回の充電で数千キロメートルの走行が可能です。

メリット

  • 正確かつ迅速な変速: 機械式よりも速く、正確な変速が可能で、特にレースやヒルクライムでのパフォーマンス向上が期待できます。
  • 低メンテナンス: ケーブルの引き伸ばしや劣化がないため、機械的なメンテナンスが少なくて済みます。
  • 個別設定可能: 各ライダーの好みに合わせて、変速の速さやシンクロモードの設定がカスタマイズできます。

デメリット

  • 価格: 機械式変速機よりも高価です。
  • バッテリー依存: バッテリーが切れると変速ができなくなるため、充電の管理が必要です。

Di2は、プロのロードレースやトライアスロンで頻繁に使用されており、高精度かつ低ストレスな変速を提供するため、パフォーマンス重視のライダーに非常に人気があります。

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Hrys Basics(ひろやす)
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Designer & Surly Freeks
中の人はSurlyの自転車とデザインに明け暮れる30第半ばのクリエイター。 海外の自転車ニュースがとても気になり、あれこれ見て調べてってやるならそれをまとめて見よう、ということでこのブログを解説しました。 飽き性が出ないよう根気よく続けていこうと思います。
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